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第041話 ダイヤ宝箱とドラゴン①

مؤلف: 柳アトム
last update تاريخ النشر: 2026-08-29 04:15:53

 僕はトラックの周囲を何度も回り、荷台に積まれたガラクタの山を見上げる。

 トラックの荷台に積まれたガラクタは、どれも本当に役に立たないジャンク品ばかりで、他の人が見たらゴミの山としか思えないだろう。しかし「改装」のスキルで様々な物資から異世界での冒険に役立つ「装置」を作製できる僕にとっては、これらはいずれも貴重な資源だった。

 だが、そうした価値のある資材の山を前にしても、僕はドラゴンに対して、ドラゴンが守るダイヤ宝箱を僕が奪い取る一瞬の隙を作る方法は見出せなかった。

「やっぱり今は無理かな……。なにせ相手はドラゴンだ。ダイヤ宝箱は欲しいけど、諦めた方がよさそうだね……」

 僕は肩を落とすが、最初の《天使セラフィム》の《審判ジャッジ》で異世界に転移させられ、命懸けのサバイバルを生き抜いて、現世に生還した父と母からこう言われていた。

「異世界では決して無理をするな」

「異世界では自分の命を最優先にするんだ」

「異世界では状況を見誤るな」

「異世界では身の丈で生きるんだ」

「異世界では決して欲に負けるな」

「父さんと母さんの言う通りだ。ダイヤ宝箱は諦めよう」

 
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